2015年 7/25 ~母の呪縛を解毒する~ ご報告
解毒女子&男子のみなさま
こんにちは
いつもご支援いただき
ありがとうございます。
いっきに灼熱の夏へと
ヒートアップした7月の東京。
高温注意報がでるほどのさなか
7/25の解毒女子の会に
お運び頂きありがとうございました。
真っ赤なビーツと葉物。
私が昨年漬け込んだ野草酵素と
うまくあわせてくださり
素敵なスムージーで乾杯!
タイヒバンさんでは
夏の滋養たっぷりの
今回のお野菜と肉のプレート。
アスパラガス&ナッツの
かき揚げの
噛み応えと香ばしさに
おもわず全員ため息が!
新玉の酢漬けで口なおしを
しながらいただく
タイヒバン特製
一頭買いのステーキ。
抗生物質やケミカルが
入っていないお肉って
ほんとうに味が深いんです。
玄米と海藻のピラフには
滋養野菜のラタトュがけ。
そして
真っ赤な解毒ビーツポタージュ。
私はさっぱりのミントたっぷりの
モヒートとともにいただきました。
幸せいっぱいの
素敵な解毒ごはんに
ほんとうに感謝です!
さてこの度のテーマは
「母の呪縛を解毒する」
世界的にみても
母娘関係が非常に特徴的と
いわれる日本。
その理由と背景を
社会学的、心理学的な視点で
落とし込んだ今回のテーマ。
参加いただいた皆さまから
とっても深く理解できた!
心が軽くなった!と
感想の声をいただきました。
大切なことは
「こんなつらいのは自分だけ!」
と思っている体験を
実は今の社会や時代を
少し大きめの視点で眺めることで
多くの人と共有している事実を知ること。
たったそれだけで
辛いと思っていたことが
少しずつ解決してゆきます。
ジェンダー Genderというキーワード
今回重要視したものが
「ジェンダー」という概念。
男女にはそれぞれ
生物学的な性役割(sex)と
社会的な性役割(gender)ジェンダーという
概念で説明することができます。
女性でいうと子を産む役割が
生物学的な役割。
そして
「女性らしさ」で表現されるものが
ジェンダーです。
まずは解毒女子の皆さんに
挙げてもらった
「女性らしさ」で思い浮かぶものの数々。
こまやかさ、
丁寧さ、気品
おしゃれ、お化粧、
レース、などなど。
対して男らしさとは?
甲斐性、力づよさ
泣かない、責任感
ヒゲ、筋肉 などなど
近代社会で
生産効率のよいシステムを
構築するために
男の役割
女の役割がそれぞれ
位置づけられてきました。
女は子を産み育て
ごはんをつくり
家庭を守り
家族をケアする、
そんな性役割を担当すべし!
さてこういった性役割の
規範が強く刷り込まれたのが
団塊の世代と言われています。
「らしさ」の規範を強く
刷り込まれた母たち世代の
内面化された価値観。
特に女性の「らしさ」は
男性のそれに比べて
外見で判断される要素が多いのが
特徴的です。
だってこまやかさ、丁寧さ、
気品て、外からみて判断される
ものばかり。
どう立ち居振る舞うか。
何を着て、何を話し、
どんなお化粧をするか。
身体をいかに「女らしく」して
ゆくかを女子は小さい頃から
注意され鍛えられてゆきます。
(デパートの女性服&小物売り場の
多さだけでも理解できますよね)
「そんながさつじゃ
お嫁に貰ってもらえませんよ」
とか
「もっと丁寧にしなさい」とか。
よく言われて育った記憶
確かにありますよね。
そんなわけで
母親は娘に対し
「身体を管理」し
しつけて支配するという
関係を持ちました。
結婚し、子を産み育て
良き妻、良き母となることを
求められた世代のエネルギーが
子どもに注がれてゆくなか
自分たちができなかったことを
子どもを通して人生の生きなおしを
期待するケースもでてきます。
このあたりに関しては
精神科医の斎藤環さんが
秀逸な分析をしています。
ご興味のある方はぜひ!
「母は娘の人生を支配する」
NHKブックス 齋藤環
程度の差こそあれ
どんな母娘関係にも
色々な事情が存在すると
思いますが
特に母親が娘に対して
過剰なほどの一体化を
期待してしまうケース。
そういった関係が
こどもに「境界性パーソナリティ障害」を
もたらす場合もあります。
また思春期の女性に
見受けられる「摂食障害」
そして腐女子に代表される
BL(ボーイズラブ)作品の数々も
この母娘問題からもたらされた
文化ということ。
このつながりはほんとに興味深い
話しです。
大人になってから
「なんだかちょっと生きづらい」と
感じる人へ。
その問題の原点に深くさかのぼった
今回のテーマ。
ここでは書ききれない
話題も沢山ですが
またぜひ企画してほしい!と
お声掛けいただいた
内容となりました。
ご興味のある方はぜひ!
また遊びにいらしてくださいね。
ありがとうございました。
2015 0727